
今回は,エンジニアに英語が必要なのかを考えてみたいと思います。
理系の学生さんや社会人の方の参考になればと考えています.
ITエンジニアの場合
ITエンジニアの場合、業務で英語が必要とされるケースは少ないかもしれません。
一部、外資系の会社では本社とのミーティングで必要になるかもしれませんが、そのような会社は入職の段階から高い英語力を採用要件にしています。
しかし、将来的なキャリアアップを考慮すると、英語が得意な方が明らかに有利です。
開発・製造系エンジニアの場合
プロダクトを作る系のエンジニアがあります。電機・機械系、あるいは組み込みソフト開発系です。
この手の開発では、英語ができる方が働きやすいです。
今や製造は海外の子会社などに任せている場合が多く、海外との打ち合わせがある場合もあります。
また、電機系の製品の部品はほとんどが海外製です。結果的に、説明書も英語で記載されています。
ですから、英語ができる方が優遇されるケースもあるでしょう。
ちなみに、この手の企業ではバブル入社組、そして団塊ジュニア世代は英語が極端に苦手な人が多いです。
エンジニア(プログラマ,システムエンジニア)に英語は必要か?(履歴書に書けるTOEICの点数)
結論から言いますと,TOEICの点数でいうと650点程度あれば十分だと考えます.
管理人の数年間のエンジニア生活では,英語が必要な場面は主に下記のようなケースでした.
英語を必要になった場面 | 必要な英語のスキル |
①仕様書が英語で書かれている場合 (海外の製品を使う場合) | リーディング |
②現地の社員と英語でやりとりする (会社が海外部門がある場合) | ライティング |
③海外出張 | リスニング,スピーキング |
管理人は主にソフトウェア開発エンジニアとして働いていました.
一般的なパソコンの業務系のソフトウェアも開発しましたが,主に組み込みソフトウェアを担当していました.
上記の①のケースは,ソフトウェア開発の仕様書などは英語で書かれていることが多かったです.例えば,半導体の仕様書などです.
というのも,企業ではコストが安い製品を使いますから,結局最も安い物品は海外のベンチャー企業になってしまうからです.
今後もこの傾向は変わらないと思います
上記の②のケースは,管理人の会社は海外に工場を持っていました.
そのため,主にメールで週2程度,現地の社員とのやりとりが必要になる場合がありました。
上記③は,海外出張です.私の場合はアジア圏に工場を持っていたので,出張は主にアジアでした.
私の場合は、中国出張がたまにありました。中国は田舎にいくとほとんどの人が英語は話せません。
逆に、日本語を話せる人の方が多いように見えました。
なので,英語ができる人も、ゆっくり話してくれるので,思ったより困ることはなかったです.
英語圏への出張であれば、もう少し高度な英語力があると良いです。
当時は,大体TOEIC600点前後でしたが,どのケースでもそれほど困ることはないかなと思います.
このように見るとかなり英語を使っている印象があるかもしれませんが,全然そんなことはないです.
これらは業務のほんの一部なので,この程度ではほとんど英語力はあがりませんでした.
ですが,英語アレルギーがある方や転職を考えている方は少し勉強しておいたほうが良いと思います.
特に,TOEIC600点程度だとリスニングやスピーキングスキルに関しては明らかに力不足です.
母国語が英語の国に出張する際には十分とはいえません.彼らは容赦なく話しますので・・
TOEIC試験対策を実施しているスクールについてまとめていますので,参考にしてください.
コメント