組織における正しいキャリアの積み上げ方

組織における正しいキャリアの積み上げ方について述べたいと思います。

一言でいうと、自分にポイントがたまるような働き方が、正しいキャリアの積み上げ方だと思います。

さて、ポイントとは何でしょうか?

ポイントと言うのは、将来的にどのような状況になったとしても、自分の役にたつような業績、スキルや人脈のことを指します。

例えば、エンジニアなら、「技術的なスキル」であったり、研究者なら「論文」などが代表的なものです。

組織で働く中で、新たなスキルを身に着ければポイントがたまります。

例えば新しい技術を利用した仕事を任せてくれる仕事は、ポイントがたまる仕事であると言えます。

例えば、研究者の場合論文が大きなポイントになります。

論文は数が多ければ評価が高まりますし、一度出版されれば取り消しにはなりません。ポイントの塊みたいな存在です。

では、人脈はどうでしょうか?

これも大方ポイントがたまります。

組織の中でも、退社後も維持できるような有用な人脈はあなたの職業人生において一生の宝となるでしょう。

しかし、直近の上司に好かれるとかそういう人脈はポイントにならない場合があります。

確かに、自分が所属している組織での出世には役立つかもしれませんが、組織外に出れば役立ちません。

このように、所属組織でしか役にたたないものは内部ポイントとでもいいましょう。

内部ポイントをいくら積み重ねても、将来的に組織を離れれば意味がありません。

一方で、組織で働いていく中で蓄積していくものでないもの、特に個人の属性などはポイントとは言えません。

例えば学歴や学位は、社会人の方にとってはポイントではありません。

それはあなたの属性であり、既に取得済のものだからです。

ただし、学生の場合はまだ学歴を取得する前段階ですから、日々ポイントが入ります。

また、「愛嬌」とか「人当たりの良さ」はポイントではありません。

それは、あなたの属性です。

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ポイントを一気に台無しにする強敵

残念ながら、特に日本では、ポイントを一気にきりくずす強敵がいます。

そう、年齢です。

年齢が上がれば組織の採用では、特に一般企業においてはポイントがどんどん減っていきます。

いくらポイントをためていても、あやういのです。

特に、エンジニアの場合スキルの蓄積は大きな武器ですが、技術が古くなったり、そもそも採用元が正しく評価しない場合もあります。

マネジメントをやりたくないという考え方を持っているエンジニアは特に注意が必要です。若いうちはある程度受動的な働き方でも良いかもしれませんが、年齢が高くなるとそうはいきません。

特に企業では、受け身のおっさんは求められていないのです。

受け身の人は、特に企業には向いていません。

いくら難しい資格を取っても評価されません。

できるだけ能動的になってポイントをためていきましょう!

ここで、誰にでもポイントがたまるのが「TOEIC」です。

日々英語を使用する仕事に就いている方は、自動的にポイントがたまっていることになります。

しかし、ほとんどの方はそうではないでしょう。

英語力は働いているだけでは身に付きにくいのですが、非常に有力なポイントになります。

何々?俺の仕事に英語なんて必要ない?

では聞きますが、あなたはそもそもそれほど仕事に力を入れていますか?

英語は、転職でも評価が高くなり、退職後もそのスキルを活かした職に継続して就ける可能性が広がります。

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この記事を書いた人

某メーカーで数年間エンジニアとして勤務していました.研究,開発,品質管理とたらい回しの刑を満了し,現在はパッケージソフトウェア開発者として個人で活動しています.

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