結論ですが,自分にとって都合の悪いことが起こった際に,
常に人のせいにするのはやめた方が良いです.すべて自分のせい,自分の責任であると受け止めることが大事です.
なぜなら,他人のせいにすると,自己肯定感が下がり自信を失うことになるからです.その理由について説明します.
人間は自分で自らの人生をコントロールしていると感じる時に満足感を得る動物だからです. 逆に,他人によって自分の人生が左右される状況は,「自分の人生は他人によって決まる人生であり,自分は無力な存在である」と自動的に思ってしまうため,自己肯定感と自信を失うのです.他人のせいにしてしまう理由
ほとんどのケースで、すぐに人のせいにするひとは、小さい頃から甘やかされて育ったから我慢力が足りないのかもしれません。
ベースがわがままですから、都合が悪いことが起こるとつい人のせいにしてしまうのでしょう。
人間は他人のせいにする方が刹那的には楽だからです.
誰しも自分の都合のよいように考えたいというのはわかります。
しかし、その理由はかなり情けないものになります。
自分と向き合わずに済むからです.要するに逃げているのです. 自己責任というのは,無力な自分と向き合う作業に他なりません.しかし,自分の無力さと向き合った際にはじめて,改善策というものが生まれるのです.
改善策を講じることで少しずつ自分を成長させることができます.
例えば,あなたが転職エージェントに依頼して転職活動に失敗したとしましょう.この責任をエージェントにぶつけるのは,他責思考です.
なぜなら,エージェントに依頼したのは他ならぬあなたであり,あなたに責任があるからです.そもそもあなたの人生はエージェントで決まってしまうのですか?
だとしたら,超頼りない人間じゃないですか?間違いなくあなたのせいなのです.
自分と向き合い,二度と同じ失敗を起こさないように改善してください.
例えば,あなたが望んだ仕事をできておらず不満を抱いているとしましょうこのとき上司に不満をいだいても意味がないです.
なぜなら,会社を選んだのは他ならぬあなただからです.厳しいですが,望んだ仕事を任されないのは,あなたにその仕事を任せるメリットがないと上司から思われているからです.相手の立場に立って考え,望んだ仕事を任せてもらえるようにしましょう.
まず最低限その程度の努力はすべきです.
例えば,絶えず夫婦ゲンカが絶えず離婚直前だとしましょう.あなたは「奥さんが変わってしまった」と他責思考で思うかもしれません.
でも奥さんの変化についていけなかった自分が悪いのかもしれません.
そもそも,「変わること」は悪いことでしょうか?
それ以前にその奥さんを選んだのは他ならぬあなたです.というように,多面的に考えてみましょう.
例えば,あなたがたばこを吸い続けていてガンになったとしましょう.あなたは「運がわるい」「なぜ自分だけこうなるんだ」と思うかもしれません.
しかし,たばこは発がん率を大幅に高めるという科学的なエビデンスが既にあります.
それを知っていながらも,さも知らないようなふりをしてたばこを吸い続けていることが原因です.まとめると,人に責任を押し付けるということは,責任を押し付けた人によってあなたの人生が左右されたということになります.
結果,「自分は無力な人間である」と心の中で無意識に思ってしまいます.
自分だけはだませせないのです.他人をだますのは簡単ですが,自分をだますことが一番難しいのです.
それはあなたが一番よくわかっていることだと思います.
自分をだまし続けるのはやめましょう.
とはいえ,なかなか思考のクセを直すというのは難しいものです.
なので,少しずつ変えていきましょう.
コツは,「自分の人生に関わる重大な決断はすべて自己責任とする」です.例えば,進学,就職,転職,結婚など,大事な決断はすべて自己責任にしましょう.
「日々の仕事で起こるうっとおしいこと」をすべて自己責任にしましょう.
これはかなり難しいですが,はじめは5割程度の出来事を自己責任としてとらえる練習をしましょう.
最後.「道を歩いていて車にひかれた」などの出来事をいきなり自己責任にするのは難しいでしょう.
しかし実際には「よく注意していれば避けることができた」かもしれません.
ここまで達成できればかなり仏に近づいているような気もしますが,不可能ではないと思います.
以上ですが,今回のおはなしは自分では気づいていないことも多かったのではないでしょうか.
参考になれば幸いです.
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