ものづくり(組み込み)エンジニアへの転職について経験を踏まえて書いてみたいと思います.
今回の記事は,下記のような方に参考になると思います.
✔ 組み込みソフトウェアエンジニアになるためにはどのような方法があるのかを知りたい方
組み込みエンジニアになるには?【就職】

組み込みソフトウェアエンジニアの主な働き方をあげてみます.
メーカー(電機・機械・自動車・精密機械など)(正社員,契約社員)
派遣会社のエンジニア(正社員,契約社員)
請負契約のエンジニア
メーカーのエンジニアって周囲から見ると良く思われがちだと思います.
確かに,総合的に実力を伸ばしたいのなら,メーカーがおすすめです.
ただし,ソフト開発に関する技術はあまり身につかない可能性があるの注意してください.
私が勤務していた会社では,ソフト開発以外にも部品の選定,発注などいろいろな仕事が多かったため実際にソフトウェア開発していた時間は非常に少ないです.
1年間ほどソフト開発には「まったく関係ない仕事」をしていた時期もあります!
この時期に私はC言語をほとんど忘れてしまいました.
よほど意識してキャリア形成をしない限り,ソフトウェアエンジニアとしてのスキルは低下しますね.
ただし,安定しているというメリットはあります.
次に,派遣会社のエンジニアとして就職し,メーカーに派遣されるという雇用形態があります.
この場合,完全にソフト開発者としてのキャリアを積むことができます.
雇用形態が,派遣会社のエンジニア(契約)のような働き方もほぼ同じです.
最後に請負契約のエンジニアというものがあります.
請負契約は,コンサルタントや他の人では難しいような「トップ級エンジニア」が多いです.
トップ級エンジニアというのは,あらゆる製品に対して組み込みOSを開発できたり,あるいはLinuxなどを組み込み用のOSに改造することができるといった極めて高い技術力を備えた人材です.
このような人材はメーカー単体では確保することが難しいです.
また確保できたとしてもメーカーの給料体系では満足できないので,外に逃げられてしまいます.
私もメーカー勤務時代にこのレベルのエンジニアを2人だけ見たことがあります.
普通の人間とは思えないほど優秀な方でした.
なお,請負契約では時間管理は法律違反なので「来ても来なくてもどっちでもいいよ」っていう扱いになります.
一人は高卒の方でしたが,もうこのレベルになると学歴とかは関係ありません.
特にエンジニアの能力は,学歴や出身学部では決まりません.「できる人はできる」って感じですね.
派遣エンジニアの場合はハードウェアを学ぶ場合は不利か?
一般的な疑問として派遣形態のエンジニアの場合,ハードウェアに弱くなるといった心配があると思います.
これは,ほとんど心配ありません.
ハードウェアの「制御のやり方」さえ勉強すればソフトウェアは開発することができます.
ハードウェアを設計する技術や,ましてや「オームの法則」なども不要です.
ですが,ハードウェア知識は持っているほうが「はったり」が効きます.
また,将来的に半導体メーカーへのキャリアアップを考えている方は必要です.
なので,少しだけデジタル回路の勉強をしておくことをおすすめします.
組み込みソフトエンジニアへの転職方法
IT企業(Web系,アプリ系)のシステムエンジニアの方
で組み込みソフトウェアに興味がある方は
まず,C言語を習得することがファーストステップです.
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