火災保険は皆さんご存知だと思いますが、家財保険は知っているでしょうか?
古い建築物になると火災保険に加入できないことがあります。
事実、私が保有している築47年の鉄筋コンクリート分譲団地は、〇天損保の火災保険には加入することができませんでした。
その場合でも、家財保険には加入できる場合が多いです。
火災保険と比較すると保証額が低くなることが一般的ですが、それでも入らないよりは安心です。
今回は、家財保険に加入する場合の注意点について説明していきたいと思います。
ちなみに、今回は持ち家の方を対象とした記事になります。
そもそも火災保険は必要か?
まず木造物件についてですが、これはもう間違いなく火災保険に加入すべきです。
次に、鉄筋コンクリート造りの建物はどうでしょうか?
一般に、鉄筋コンクリート系の団地の場合火災が発生したとしても、耐火素材のため隣地に燃え移ることが少ないです。
そのため、基本的に多額の火災保険を支払う必要性は低いです。
それに加えて、保険会社側もあまり加入してもらいたくないという事情があります。
万が一、複数戸で火災が発生した場合には、修繕のため膨大な費用が必要になります。
木造戸建て等であれば木材や大工さんの費用を合わせても、そこまで膨大な費用はかかりません。
家財保険が新価で支払われるか否かをチェックする
家財の評価方法には、時価と新価があります。
新価というのは、家財の経年劣化や価値減少に関わらず、再調達痔の価格で保証するものです。
逆に、時価というのは経年劣化による価値減少を考慮して、新規購入時から価値を割り引いて保証します。
家財保険は基本的に、新価で保証される保険しか契約すべきではないです。
時価契約の家財保険はぼったくりですので、気を付けてください。
中古品というのは、価値がかなり低くなってしまうからです。
家の家財をリストアップして新規購入時の金額を計算する
家財保険で保証される範囲は結構限定されています。
例えば、エアコンやキッチン等は一般に保証の対象になりません。
これらは建物設備に結合しているとみなされて、家財ではなく建物の扱いになります。
結果、家財保険の主な対象は家具、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、パソコン等が中心になります。
また、宝石や金などを持っている場合、それらも対象になります。
リストアップして見れば分かりますが、家財は結構な金額になります。
特に、ファミリーの方は200万円以上になる方が多いのではないでしょうか。
我が家では、書籍だけでも20万円前後になりました。
合計額が分かれば、その金額を保証額として家財保険に申し込みましょう。
家の家財の写真をあらかじめ撮影しておく
家財保険の契約によって、被災前の証明が必要になるケースがあります。
なので、家財保険を契約した直後に、部屋の写真を撮っておいたほうが良いです。
部屋の概観から、物品に至るまでできるだけ多く残しておきましょう。
仮に家屋が全焼した場合でも、「これだけの物品がありました」と主張することができます。
保険会社では何かと理由をつけてできるだけ支払額を少なくしたいのです。
特に高価なものはきちんと写真に残しておきましょう。
まとめ
家財保険の注意点について説明しましたが、いかがでしょうか。
持ち家の方はできれば火災保険に加入すておくのがベストですが、加入できない方は家財保険に加入しておくことをおすすめします。
万一火災が起こった場合でも、全焼の場合は500万円程度であれば家財保険から保証されます。
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