他分野から大学院で情報系に進学するための入学試験対策【研究室訪問が重要】

以前の投稿で,「他分野から情報系の大学院に分野変更するメリットがあるかないか」について書きました.
今日は具体的な入学試験の対策について述べてみたいと思います.

大学院の入学試験で必要なことを下記にあげてみます.

  1. 進学希望の大学院の研究室の教授にコンタクトを取り,受験許可を得る.
  2. 筆記試験と面接の対策をする(学科試験対策)

大きくは,これだけです.

一番重要なのは,①の研究室訪問です.


基本的に理系の大学院というのは,大学教授や准教授が運営している「研究室」あるいは「講座」なるものが存在します.ショッピングモールでいうところの,「お店」だと思ってもらうとわかりやすいです.


大学受験の場合は,研究室訪問などしなくても関係ないのですが,大学院の場合は必須です.大学教授に研究テーマについて相談し,入学後の研究の進め方について合意を得ておく必要があります.

管理人の知り合いの教授は,TOEIC900超えの他分野の人が受験したけど,


事前に挨拶にこなかったので,落とした


と言っていました.英語の実力だけでいうと多分教授より上でしょう.

このように,大学院受験というのは,筆記試験で上位から順番に通すというような単純なものではありません.
逆にいうと筆記試験が少し苦手であっても,研究室訪問や面接などで挽回することは十分可能なのです.

学科試験対策は,主に英語や専門科目などの学科試験と小論文などがありますが,ここでは学科試験についてのみ述べてみます.

目次

情報系大学院の学科試験の出題形式について【筆記試験対策】

学科試験は大学によりかなり異なりますが,主に下記のような感じだと思います.

  1. 英語(TOEICやTOEFLが実施されることもある)
  2. 数学(高校数学で事足りる場合もあり)
  3. 情報系の専門科目(例えば,アルゴリズム,データ構造など)

まず英語ですが,これはどの大学もあまり変わらないです.一般的にTOEICなどの勉強をしていればほぼ対策可能です.英語が得意は人は,英語を実施する大学を受験すると良いと思います.

スタディサプリは手軽でおすすめです.そのほか,TOEIC専門のスクールなどを利用する手もあります.

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次に,数学ですが,これは修士課程では課さない大学院も最近は多いです.また,仮に数学が受験科目にあったとしても高校数学レベルで済む大学院から,大学教養レベルまで求められることもあります.

最後に情報系の専門科目ですが,できれば専門科目が受験科目にない大学をおすすめします.ただし,大学院によりレベルもまちまちで,基本情報技術者レベルの比較的簡易な試験を課す場合もあるので,行きたい大学院の候補をよく調べてみると良いでしょう.

あと,お得な情報として社会人の方はその勤務経験によっては受験科目が免除される場合もあるようです.これは博士課程に多いのですが,修士課程でも一部あると思うので調べてみてください.

比較的入学しやすいと思われる情報系の大学院をあげておきますので参考にしてください

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この記事を書いた人

某メーカーで数年間エンジニアとして勤務していました.研究,開発,品質管理とたらい回しの刑を満了し,現在はパッケージソフトウェア開発者として個人で活動しています.

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