管理人は,2月半ばからハローワークから失業手当を受けており,3月末で終了しました.その理由は,個人事業主として開業したためです.
ただし,個人事業主として開業した場合でも失業手当の支給金額が全体の三分の一以上残している場合は,再就職手当が支給されます.
一般的に,会社から仕事を請け負っていくタイプの開業スタイルの場合,比較的簡単に再就職手当の審査は通過するようです.
しかし私の場合は,少し事情が違いました.それは,請負仕事ではなく,
「パッケージソフトウェア開発」という事業形態を目指していたためです.具体的にはデータ解析を実施する顧客を対象として,それに特化したアプリケーションを開発するという事業形態です.
ハローワーク職員さんがいうには,この事業形態は売り上げが発生するまでにある程度時間がかかるため,1年間以上事業を継続することが難しいとされているようです.
人から「難しい」とか「絶対無理」とか言われると,どうしてもやってみたくなるのが私の性分です.
さて,そういうわけで敷居が高いと言われているパッケージソフトウェア開発で再就職手当をもらう挑戦がはじまりました.
個人事業主として開業した場合再就職手当はもらえるか?【フリーランス】
そのような背景から,再就職手当をもらうにあたり,ハローワークの職員の方に下記のようなコメントをもらいました.
- 税務署への開業届は必須である.
- 請負のような形態であれば1年間以上事業が継続する可能性が高いため,支給されることが多い.
- パッケージソフトウェア開発の場合,審査に通過することは結構難しいが,ノーチャンスではない.
- 開業する人の経歴やスキル,資格があるかどうかなども評価の対象となる
- あなたはソフトウェアを開発できる技術があると証明できますか?
- もし営業のためにウェブサイトを開くなら,そのコピーがあると有利になるかもしれない
変な話ですよね?開業する人の能力が経歴とかで判断できるのでしょうか?
一番おもしろいとおもったことが「あなたはソフトウェアを開発できるということが証明(説明)できるか?」という問いでした.
杓子定規ですね・・(-_-;)
資格とか経歴とかそういう画一的なものの捉え方は好きではないですが,たしかに「はったり」のようなものは,人間世界では必要なのかもしれませんね.
個人事業主として開業した場合再就職手当をもらうための対策と方法【審査基準】
私なりに再就職手当を勝ち取るために対策を考えた結果,下記の書類を準備することにしました.
- 申立書(ハローワークが用意した指定形式)
- 事業に関する説明(2ページ程度)
- 開設したウェブサイトのコピー
- レンタルサーバー経費の領収書(1年間の契約)
- 経歴証明書(職務経歴書)
- 資格(情報処理関連の資格です)
- 開業届の控え
この中で,「申立書」以外は私が勝手に準備したものです.
事業に関する説明では,具体的に管理人が開発するパッケージソフトウェアにはどのような需要があり,どのような範囲の顧客をターゲットとし,どの程度の価格設定でどの程度売れる可能性があるのか.
また,なぜそれだけ売れるのかといった理由を理詰めでひたすら記述しました.
次に,開設したウェブサイトのコピーですが,これは事業を継続する意思表示と一定の技術力を示すために作成しました.
さて,次のレンタルサーバー経費の領収書は結構重要だと思います.というのも,ハローワークが言うには事業を1年間以上継続するということが審査基準であるためです.
ということは,
なんらかの契約を1年間程度しているというエビデンスを示せば良いということになります.
管理人の場合はたまたまレンタルサーバーを契約したので,それをエビデンスとしました.
次に経歴証明書ですが,こちらは職務経歴書を作って提出しました.また,資格に関しも,お役人さんって資格を重視する(というかそれ以外に評価基準がないという考え方)なので,たまたま持っていた「応用情報技術者」という資格のコピーを添えました.はじめてこの資格が役立ったようなきがする・・・
以上のように,結構まともに準備してみました.
さて,結果が出るまでにだいぶかかると思いますが,どうなることやら・・・
この結果に関しては後ほどご報告します!
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