履歴書の学歴欄の正しい書き方【公務員志望の方は特に注意】

履歴書の学歴欄の正しい書き方について説明します。

特に、高校や大学、大学院を中退した方は注意してください。

ほとんどのウェブサイトでは、ただしい認識や書き方が指南されていません。

特に、学歴と学位をごちゃまぜにして理解している場合が多いです。

はじめに、学歴というは、学習歴のことです。

学習歴というのは、学校で学んだ歴のことですね。

そして、学位というのは特定の学校の過程を修了したという証明です。

たとえば、大学卒の場合は「学士」、修士課程を修了すれば「修士」の学位が手に入ります。

さて、ここから日本独特の文化について説明します。

日本では、一度やりはじめたことはやり通し全うするという文化が美しいとされています。

私たちも子供のころからそのように教え込まれ、そのような考え方を持つようになります。

結果、日本では学歴よりも「学位」が重視されるようになりました。

そのため、転職サイトでは堂々と、「大学院を中退した場合、大学までの学歴しか書かなくて良い」

といううそを書いている場合が多いです。

そして、その間違いを指摘する人もかなり少ないはずです。

しかし、厳密には間違っています。

大学院で授業を少しでも受講し、その歴が成績証明書に記載されたなら、履歴書にもそれを書く必要があります。

特に、公務員系を受験する方で学校を中退された方は、「○○大学中退」と履歴書に書いてください。

そうしないと、虚偽の記載として扱われ、最悪の場合内定が取り消しになります。

また、特に国公立の大学を卒業してから国公立の大学院に進学して中退している場合には、内部調査が行われる可能性があります。

公務員というのは、問い合わせの鬼です。国系の機関であれば否応なしに問い合わせますので、あなたが卒業した大学に問い合わせして進学先を聞く可能性があります。

うそだろう?って思いません?。個人情報保護違反だろう?って思いません?

でも本当なんです。

気を付けてくださいね。

さて、公務員志望の方は学歴欄の正しい書き方が分かったと思います。

次に、一般企業を志望する方々にアドバイスです。

結論ですが、やはり一般企業でも中退した方はきちんと書いた方が良いと思います。

ここで嘘をついてもばれない場合がほとんどですが、嘘をついてもいいことがありません。

しかも、あまり有利にもなりません。

面接を終えた合否判定会議で、「中退しているからこの人は不採用」という会社は極めて少ないはずです。

想像してみてください。

もしそんな会社があったとしたら、その会社に行きたいですか?

落ちた方が良いですよ、そんな会社。人生は有限です。時間がもったいないです。

ということで、学校を中退した方はその事実を履歴書にきちんと書きましょう!

というお話でした。

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この記事を書いた人

某メーカーで数年間エンジニアとして勤務していました.研究,開発,品質管理とたらい回しの刑を満了し,現在はパッケージソフトウェア開発者として個人で活動しています.

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