取得しても意味がない資格教えます【金と時間の無駄です】

世の中、資格ビジネスの餌食になっている人が多いです。

国家資格、民間資格を問わず、様々な協会や団体を作り、受験料を巻き上げています。

国家資格は税収になり、民間資格はそれぞれの運営団体にお金を寄付することになります。

それに気が付くこともなく、思考停止したまま資格取得に励んでいる方が多くいます。

かつての私もその中の一人でした。

もうそろそろやめませんか?

すべての資格が役に立たないとは言いません。

中には本当に役立つ、評価が上がる資格があります。

今回は、役に立たないガラクタ資格と役に立つ資格を仕分けていきたいと思います。

さて、早速役に立たない資格から紹介します。

目次

役に立たない資格

世の中のほとんどの資格は取得してもほとんど意味がないです。

つまり、この役に立たないカテゴリーには大半の資格が含まれることになります。

皆さんがだまされやすそうな、代表的な資格を紹介していきましょう。

技術士

技術士は技術系の難関資格です。

技術士は建設・土木コンサル系の業務ではかなり評価が高い資格です。

事業所に一定数技術士や1級建築士を管理者として置くことが義務付けられているためです。

そのため、建築・土木関連の事業を行っている方には、この資格はおすすめできます。

しかしながら、一般的な経営コンサルタントやITコンサルタントと建設コンサルは全く違う業種です。

勘違いしている方が多いのですが、建設コンサルというのは相談役とかそのような仕事ではなく、建築の設計寄りの技術会社なのです。

つまり、技術士を取得しても一般的なコンサルタントとしての評価は一切上がりません

技術士は難関資格ですから、難関資格を取れば安泰という志向に基づいて取得を目指している人も中にはいるかもしれません。

例えば、技術士(情報工学)を取得してもITコンサルタントとして認めてもらえるわけではないのです。

IT業界において、技術士の認知度はほとんどないからです。

技術士(情報工学)を取るくらいなら、IPAの高度情報技術者を取るほうがまだましです。

一方、あまり知られていませんが技術士は高専の先生の応募条件として使われている時期がありました。

高専では、博士号か技術士を持っている人を採用条件にしていることが多かったのです。

しかしこの場合でも、博士号を持っている人には競争で負けてしまいます。

技術士はあくまで実務系の資格ですから、高専や大学教員の採用では博士が優遇されるのです。

技術士を取得するための努力は他の方向に向けた方が良いです。膨大な時間が失われるだけです。

民間資格全般(級制度をとっている資格など)

民間資格で級制度を設けている資格はほとんど就職には役立ちません。

例えば、〇〇エンジニア検定、機械学習なんとか、漢字検定、数学検定、等、きりがありません。

これらの資格は趣味程度で取るには良いのですが、世間から評価されると思って取得を目指すものではありません。

これらの資格を目指している方は、資格ビジネスの餌食になっている可能性が高いです。

例外はあるので、それは後で説明します。

新卒時、若手限定で評価される資格

主に新卒で就職する(時だけに)評価が上がる資格を紹介します。

・簿記2級以上

・基本情報技術者・応用情報技術者

上記の資格は、会計とコンピュータ、いわゆる現代の読み書きそろばんのような教養で、あらゆる分野で応用がききます。

ある程度努力しなければ取得できない資格でもあります。

例えば、簿記3級やITパスポート試験はこれらの資格の下位互換ですが、そのレベルではあまり効果がありません。

ただし、高齢になるとこれらの資格はほとんど意味がなくなります

本当に評価される資格

それでは、転職時に評価される資格で代表的なものをいくつか挙げていきます。

仕業の資格

先ほど申し上げた技術士は例外ですが、仕業全般は役に立つ資格が多い傾向にあります。

代表的な例は、弁護士、弁理士、宅建士、税理士、公認会計士などです。

ただし、その仕業に従事している人限定です。

本業とはことなる仕業の資格を持っていたとしても評価はされません。

本業で関わっていれば、転職にも役立ちます。

これらの資格も日本の転職(雇われ人)においては年齢制限があり、概ね40歳以下が対象です。

語学の資格

語学といってもほとんど英語になりますが、英語資格は転職にも有利です。

TOEIC、 英検、などが代表的です。

目安として、TOEIC730点以上、英検準1級程度から転職で有利になります。

しかも、語学系の資格はあるていど高齢になっても職場によっては効きます。

40歳以上の高齢転職者が唯一評価されるのは、この英語資格だと思っています。

ただし、英会話等の英語教師として専業はおすすめしません。

雇われ人としての英語教師の時給はオンライン教育が普及してから格段に落ちており、パチンコ屋の時給の方が高いです。

あくまで転職する際に専門分野にプラスして「英語ができる人材」として評価された方が良いです。

まとめ

今回は取得しても意味がない資格を紹介しました。

世の中にあるほとんどの資格は、資格ビジネスのために存在しています

あなたの貴重な時間とお金を奪っているのです。

自己満足ではなく自分にとって本当に意味ある資格を目指していただければ幸いです。

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この記事を書いた人

某メーカーで数年間エンジニアとして勤務していました.研究,開発,品質管理とたらい回しの刑を満了し,現在はパッケージソフトウェア開発者として個人で活動しています.

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