ほとんどの大家さんが、リフォーム作業は不動産屋やリフォーム業者にまかせっきりにしています。
私は、できる限り自分でやるようにしています。
今回は、自宅の砂壁・土壁のDIYリフォームについて紹介します。
砂壁や土壁は、新築の時は風情があって良いのですが、年月が経つと汚くなります。
壁が汚い家は、売れませんし、貸し手を見つけるのも難しくなります。
堺市という都会に近い田舎ですら、土壁の戸建てだと3万円前後まで家賃を下げないと借り手が見つかりません。
土壁のリフォーム方法は、色々とあるのですが、今回は漆喰風壁補修材「モルモル」を使う方法をご紹介します。
まずは、リフォーム前の和室の様子をご覧ください。
リフォーム前の和室
ご覧の通り、壁はかなり汚い状態です。
写真では少しましに見えますが、実際にこれらの土壁は相当汚いです。
この部屋を見ると嫌悪感を覚えるひとも多いと思います。
特に、カビが生えたり、ひび割れたりしている箇所もあります。
そこで、色々と方法はあるのですが、この壁に自力でモルモルを塗ることにしました。
モルモルというのは、漆喰風のペイント材です。
漆喰を使っても良いのですが、漆喰はアルカリ性なので作業中に目に入ると危険です。
それに、モルモルはもともと壁補修材なのでボロボロと零れ落ちる傷んだ土壁には適しています。
上の写真は、もうひとつの和室です。
こちらの土壁もえげつなく汚いです。嫌なオーラを放っています。
リフォーム後の和室
こちらが、モルモルを塗った後の和室の写真です。ご覧のように、不潔感が一気にましになりました。
ちなみに、窓の上にはモルモルではなくアクセントとしてレンガ型のクッションシートを貼っています。
クッションシートの貼り付けには技術がいらないため、モルモルよりもかなり簡単に施工できます。
しかし・・・
このクッションシートというのは、大失敗でした。。
実は、1ヶ月ほど経過すると、どんどん剥がれ落ちてきたのです。
土壁はおうとつがあるためかシートを糊付けするのが難しいからだと思います。
ということで、今のところ土壁のリフォーム方法で一番無難なのはモルモルだという結論に至っています。
モルモルをうまく塗るコツ
モルモルを塗るのは結構難しかったです。
塗る面がクロスなどの平らな面だったらきれいに塗れるようですが、土壁の場合は表面がデコボコなのでどうしても凹凸がでてきます。
モルモルは手でも塗ることができる商品ですが、私の場合は左官のようにこてを使って塗っています。
モルモルを塗るにあたり、最も大事なことはマスキングでした。
マスキングというのは、柱にモルモルを誤って塗りつけないように養生することを指します。
間違いなく、マスキングを制する者は、モルモルリフォームを制するといえます。
マスキングのコツは、モルモルを塗り終わった後にすぐにはがすことです。
モルモルが乾いた後にはがすと、乾いたモルモルもろとも剥がれ落ちてしまうことがあるためです。
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