電機メーカーは就職先としてオワコンなのでしょうか?
電機メーカーがに就職先として適してる人もいると思います
管理人は電機メーカーで数年間に渡りソフトウェア開発,ハードウェア開発,品質管理というひと通りの 業務を担当していたので信頼性は高いかと思います.
今回の記事は,下記のような方に参考になると思います.
✔ 電機メーカーに就職しようと思っている学生さん
✔ 電機メーカーに転職を考えている社会人の方
大手電機メーカーが就職先としてオワコンなのか?【将来性はあるのか】
理由について下記の3つを挙げてみました.
- 世界的な企業との競争に負けつつある
- 終身雇用制度が崩壊する可能性が高い
- ゼネラリストとして育てらえるため専門性の高いスキルが習得しにくい
まず,大手の電機メーカーに入社しても安泰という時代ではなくなりました.主な理由は,本格的に世界との競争がはじまっためです.
そして,その競争において日本の電機メーカーは負け続けています.
2005年前後まではテレビやビデオなどのデジタル家電において日本製品の勢いは強く,世界と良い勝負ができていたと思います.
当時,最も強かったのがパナソニックです.
それに準じたのがソニー,シャープといった企業です.電機メーカーではないのですが,キャノンなどもカメラ事業を中心として最強級の勢いがありました.
これらの企業,今は皆さんご存知のとおりの状況です.
ですが,世界(主にアジア諸国)とのコストの競争で敗北したのを機に,2010年あたりから品質や機能でも劣ることが多くなってきました.
そういうわけで,今後は確実に終身雇用制度は廃止されるでしょう.
そして,電機メーカーは一般的にゼネラリストを育てようとします.これは研究開発などのエンジニア職に限っても例外ではありません.私はデジタル機器の開発職でしたが,その開発部門から営業部などに異動がありました.主に35歳を超えた人が異動していました.
これは新卒採用で大量に雇っているため,人材の層が厚いため可能になります.
電機メーカーに就職する3つのメリット【辞める前提で無形の資産を手にいれろ!】
一方で,電機メーカーに就職する場合,下記のようなメリットがあります.
- 標準的な人の考え方や行動パターンを学ぶことができる
- ものづくりのやり方を学べる
- 転職する際は,そこまで不利ではない
電機メーカーには日本国民の中でも本質的に従順でまじめな人が集まっており,基本的に考え方は良く似ています.標準的な人生設計というものを考えている人が多いです.
例えば,30歳くらいで結婚して35歳くらいで一戸建ての家をローンで購入し,子供は2人くらいほしい.その後は家族を 養うことを人生最大の目的としつつ,いやな仕事でも懸命にこなしながら定年まで働く.そして定年後は孫の世話などをしながら家族に看取られながら死んでいく.といった考えを持っている人です.
これは典型的なモデルですが,私たちの親世代はこのような考え方が多いですから,依然としてこういった考え方を持っている人は多いと思います.
もしあなたがいわゆる「標準的な人」であれば,電機メーカーに就職することをおすすめします.もしそうでない場合は,最終的に辞めることになると思いますが,それまでに学べることが結構大きいです.
次は,メリットというより「勉強になる」といった感じですが,ものづくりについて学ぶことができるということです.
普段私たちが使っている家電製品やデジタル機器がどのような工程を経て作られているかということが学べます.
これはメーカーのエンジニアとして就職しないと学ぶことができません.
簡単に説明すると,製品を出荷するまでには,相当面倒くさい工程から成り,どのような製品も不具合を防止するためにかなり緻密に,そして膨大な手間をかけて作られています.
最後に,電機メーカーは世間ではそれほど悪くも思われていないことに加えて規模も大きいため,他社に転職する際には有利です.エンジニアとして勤務している場合は,他のIT企業などに転職できるでしょう.
ただし,電機メーカーに長い間居続けてしまうと抜けられなくなると思います.
このように,電機メーカーに勤務するとこのような「無形の資産」を手に入れることができます.基本的に電機メーカーへの就職はオワコンなのですが,人によってはメリットも多いので検討の余地はあるかと思います
すでに述べたとおり,世界との競争が過熱しているため,技術力とともに英語力を磨いておかれると良いかと思います.
電機メーカーの職種について説明してるので参考にしてください.
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