転職活動をしている方にアドバイスです.
正社員への転職にこだわっている人がいますが,そこまでこだわる必要ないと思います.
理由は主にふたつです.
・転職しても,再度転職する可能性が高い
・正社員でも解雇される場合がある
そもそも転職活動をする方というのは,一つ目の会社を辞めようとしている方だと思います.
あるいは,もう何社も渡り歩いている方かもしれません.
なので,気質的に次の会社も辞めてしまう確率が高いといえます.
主な理由は主に下記だと思います.
このどれかに当てはまっているのではないでしょうか?
どれかひとつでも当てはまると極めて正社員には向いていないです.
- 忠誠心が低い
- 自分にしか興味がない
- 達成したい目標が特にない(お金さえ稼げればOK)
- 興味のない仕事はやりたくない
日本人は極めて忠誠心が高いのですが,たまに忠誠心が低いひとはいます.
例えば,学生時代に「クラブ活動」や「文化祭」が大嫌いとか.
実は,これが唯一私は当てはまります.(なので正社員に向いていません!)
残念ながら日本企業では忠誠心が低いと出世することがほぼ無理です.
なので,会社での評価が低くなりやめたくなります.
次に自分にかしか興味がない人です.
これは一種のナルシストということになるのですが,あるいみ「スター気質」な方です.
無意識のうちに,周囲の関心は常に自分に向かっていると勘違いしてしまうタイプです.
たとえば,かなり少ないと思いますが「小学校時代のクラスメイトをほとんど覚えていない」人とかいませんか?
こういう人は,記憶力が悪いのではありません.
これは人に対してほとんど関心がないためです.
ようするに,自分にしか関心がなかったため,人に関する記憶が全くないのです.
次に,社会的に達成したいことというのが特にない人もそうです.
ようするに「自分と,それに付随する家族さえ」生きていければいいという考えの人です.
この場合,求めるのはお金だけということになりますので,お金がたくさんもらえる場所にどんどん移りたくなってきます.
最後に,仕事に対して「おもしろさ」を求める人です.
これはエンジニアなどに多い特徴ですが,「最新の技術を使いたい」とかそのような欲求を持っている場合があります.
正社員は,ほぼ確実に部署異動ローテーションがあると思った方が良いです.
会社はあなたにやりたい仕事を与えるために,営業しているわけではありません.
また,あなたに「実力をフルに発揮してもらう」ことも求めていません.
営利企業ですから,もうかればOKです.
次に,今後は終身雇用は崩壊してますので,正社員になったとしても「解雇される」可能性があります.
とはいっても,退職金とかボーナスがもらえるから正社員のほうがいいでしょって思っている方もいると思います.
ただ,契約社員などでもボーナスはもらえる場合もありますし,退職金分は,少し年収の高い会社を選べばそれでカバーできます.
これは結構多いと思うのですが,正社員にこだわる人って外面を気にしていませんか?
たとえば,親や親せきに「正社員」と言いたいとか・・です.
ここで,朗報です.まわりの人はそこまであなたに興味ないです.
このような無駄なプライドはさっさと捨ててしまいましょう!
なので,正社員にこだわらなくて全然OKです.
それでも正社員になりたい人へ
正社員には向いていないが,それでも目指すという方に,下記の職種をおすすめしておきます.
主にエンジニアを対象としていますが,
- 専門的な会社
- 社内SE
- データサイエンティスト
専門的な会社というのは,たとえば「パッケージソフト開発」のみを受注しているとか, 「機械学習の案件」のみを受注している,あるいは自社開発しているなどの企業です.
次に,事業会社の社内SEは結構専門的な職種になります.また,社内の情報システムというのは会社が存続する限り必要な部署です.なので,部署異動も限定的でしょう.
これがSIerや開発系の企業と大きく異なる点です.SIerなどは「もうけるため」にその部署が存在するので,採算が取れなくなってくれば当然解体したり,人員整理が発生します.
このような企業では技術スキルを重視しているため,部署を転々とさせられる可能性が少なくなります.
ただし,このタイプの会社であっても,規模が大きくなると部署移転があるケースが多いので注意しましょう.
さらに,私がおすすめするのはデータサイエンティストです.
データサイエンティストの場合は,外注するということが少なくなります.
社内にノウハウを蓄積しておきたいため,できることなら自社内の人間でやろうとします.そのため,コアな仕事は正社員にまわってきます.
データサイエンティストに関しては,下記の記事にもまとめていますので参考にしてください.
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