伊藤和夫先生の英文解釈教室の使い方について説明ます.
まさにレジェンドともいえる参考書です.
主に,下記の方を対象とします.
・大学受験生
・大学院受験生
・TOEFL, TOEICなどで高得点を目指している方
まず,この参考書は相当難しいことで有名です.
これをマスターすることができれば,ほとんどの英文を読み解くことが可能だといわれています.
大学受験の場合は,東大,京大を受験する方が中心になるかと思います.
ですが,基本的にどのような方でも勉強方法は同じです.
それでは説明していきます.
この参考書を使い始めるレベルについてですが,おおむね高校生や浪人生の方で
あれば,河合塾の全統記述模試で偏差値60前後が妥当かと思います.
偏差値が少しくらい届いていない場合でも問題ないです(57前後でもOK).
また,説明はおおむね丁寧なのですが端的に書かれているため,人によっては難しく感じるかもしれません.
偏差値50前後の方はこの参考書をやる前に基礎固めをしたほうが無難です.
英語に自身がない社会人の方も同様です.
おすすめとしては,西きょうじ先生の参考書です.
英語の参考書に関しては,いまだに伊藤先生と西先生がずば抜けています.
おふたりとも,細かすぎず,かつ大まか過ぎず,極めて論理的に説明されていることが共通点です.
特に下記の参考書は短時間で終えることができ,基礎力が上がるため非常におすすめです.
英文解釈教室の構成とレベル
まず,最初に英文解釈教室の構成について説明します.
英文解釈教室は,構文ごとにグループ化されて構成されています.
例えば,動詞,関係代名詞,仮定法,などです.
この中に,例文と例題が含まれており,例文は短文で例題が長文です.
例文と例題にはそれぞれ丁寧な説明がされています.
次に,レベルですが,例文と例題ともに構文のレベルはもちろん高いのですが,英単語のレベルも高いです.
英検1級レベルの英単語も出てきます。
英検準1級を持っている方でも,わからない単語は結構出てくると思います.
ちなみに私の単語力は英検準一級と一級の間くらいですが,初見の単語も結構ありました.
英文解釈教室の使用方法
![](https://realpuppet.com/wp-content/uploads/2019/12/body_1_20191214.jpg)
使用方法について説明します.
基本的に,ほとんどの方は例文のみやればそれで問題ないです.
例文の説明で必要な文法事項や構文の説明は,ほぼ網羅されているからです.
ただし、例文だけやるのみでも、かなりの時間が必要になることは注意してください。
この参考書は、実は例題が多くて難しいように見えますが、実は例文さえやってしまえばあとは案外すぐに終わります。
特にTOEIC対策だけに使う方は,例題は無駄だと思います.
①例文を最初から順にすべてやる(5回繰り返す)
②例題をやる(順番は自由)(3回程度繰り返す)
まず,例文をすべてやりましょう.
この参考書の中では文法項目を表す独自の記号を使っているので
最初からやる方が良いです.
例文は,最低でも3回程度やることをおすすめします.
自信がない方や初心者の方は,5回繰り返すのがベストです.
例えば,「修飾される語句はH」などです.
その後,例題をやってください.
例題はかなり時間がかかるため,繰り返し回数は3回程度で良いと思います.
また,学習する順番ですが,
例文をひと通りやっているので,例題は好きな章からやってもOKです.
英文解釈能力を意識的に上げる方法
ここでとっておきの情報をお伝えします.
この方法を意識すると,かなり英文解釈能力が上がります.
皆さん,英文解釈教室をやった後にもいろいろな参考書をやると思います.
高校生の方は,長文読解問題集だったり,社会人の方はTOEIC問題集かもしれません.
このとき,それらの参考書で出会った英文でわかりにくい箇所にぶちあたった場合には,英文解釈教室を思い出してください.
そして,この名詞はどこにかかるのか,どのような規則だったかなど,英文解釈教室に
書いてあった内容を思い出し,解決できなければ再度英文解釈教室を読み込んでください.
英文解釈教室の利点は,ほとんどの構文が網羅されていることです.
この特徴を存分に活用しましょう!
それでは検討を祈ります.
最後に,TOEICなどを勉強されている方は専門の講座などに申し込んでみるのも良いかもしれません.
参考サイトを紹介しておきます.
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