転職活動に年齢制限など存在しない【妥協しないエンジニア】

転職活動をしているエンジニアの方にアドバイスしたいと思います.

世間では

「35歳を過ぎると転職がしにくくなる」

「45歳を過ぎるとリストラ対象になる」

などと言われています.

みなさんどう思われるでしょうか?

今回は主にそのような世間の声に困惑している方に向けてアドバイスをしたいと思います.

私の例ですが,私は35歳で大手電機メーカーを辞職し,その後大学院の博士後期課程に入学し,博士号を取得しました.

世間から言わせれば,完全にあほです.馬鹿です.

まず最も馬鹿なことは,安定していた会社を辞めています.

そして,なにより超ド級に馬鹿な点は,博士課程に入学して学費を払っています.

世間の考え方はこうです.

・博士号など取っても就職で困っている人がたくさんいる

・博士号を取った人はプライドやこだわりがありすぎて使いにくいので 採用されにくい

このような認識が根強く残っている中で,40歳を超えて博士号を取得した私は考えられない宇宙人に見えるかもしれません.

素朴な質問にお答えします.

Q.1 そんな年齢で博士号をとってもどうせ無職でしょ?

回答:任期付きですが大学教員に内定しました.就職活動は履歴書を書くのに費やした約1時間程度で済みました.

Q.2 大学教員とはいってもどうせ名もない大学なのでしょ?

回答:一応,旧帝国大学です.

Q.3 研究者って薄給だからどうせ年収500万円以下でしょ?

回答:初年度から年収600万円こえてます.ちなみに,私が大手電機メーカーに勤務していた頃は,

平均70時間前後の残業をしていましたが,その残業代を含めても支給額は年収600万円ちょうどでした.

Q.4 任期付きだからまた就職活動しないといけないじゃん.どうすんの?

回答:そうですね.それは確かにそうです.ただ,教員の就職というのは公募もありますがほとんどが紹介(コネ)で決まります.ですので,世間のみなさんが考えているほど深刻なものではないです.

Q.5 任期付きだと退職金ないよね?

回答:確かに退職金はないですね.その代わり,民間企業の定年は65歳ですが,
大学教員の場合は私立大学だと70歳なので,そのぶん働けます.また,それまでにスキルを身に着けておけば
70歳を超えた後でも講演などの依頼がくる場合があります.

Q.5 やりがいはありますか?

私の環境では,自分のための勉強をしたり,あるいは学会発表をする等,

個人にかなり自由度があります.ですので,民間企業で働いていた時代に比べると

かなりやりがいはあると感じます.

これが現実です

実際に大学教員になってみないとこの現実はわかりません.

世間の皆様のご想像とはだいぶ違っているのではないですか?

なぜ,私はこのような環境を私がつかむことができたのか.

それは,転職を決断したからです.

皆さんも決断してみることをおすすめします.

ですが,世間の考え方に従うなら,とても痛い思想にも従うことにあります.

それがこちらです.

目次

年齢が若くないと転職できない

これは,日本の伝統ある企業ではある意味真実かもしれません.

しかし,外資系企業や研究職ではあまり当てはまりません.

また,フリーランスのエンジニアであればなおのこと当てはまりません.

私の見立てでは,今後伝統的な大企業は大幅に収益が落ち,時代に対応できなくなった企業は

変革を迫られるでしょう.

その時,年齢制限はなくなり,完全な実力社会が到来すると予想しています.

時代に適応できない会社は倒産するでしょう.

今,転職を考えている方はそのまま転職活動を続ければ良いと思います.

しかし,実力社会が到来する前に実力を上げておくことをお勧めします.

私がお勧めするのは,英語とプログラミングスキルです.

実際,私はある程度継続して英語を勉強していたため,

博士課程に入学することができました.

そして,約80ページの博士論文をすべて英語で書き,博士号を得ることができました.

好きで英語で執筆したわけではありません.

私が所属していた研究室では学位論文は英語で書かないと受理されないという決まりがあったからです. 何も準備していない人は,英語だけでつまづくことになります.

英語力が高ければ,リストラ対象から逃れたり,外資系企業へ転職できる可能性が広がります.

継続的に英語を勉強しましょう!

下記にTOEIC対策のサイトについてまとめてあるのでご参考にしてください.

また,プログラミングスキルは,エンジニアはもちろんそれ以外の方でも習得しておいた方が良いと思います.

その理由は,劇的な勢いで世間を取り込んでいる機械学習です.

この波に乗り遅れると随分世間から遅れてしまいます.

英語の方が優先度は高いですが,教養として機械学習周りのプログラミングを学んでおいてはいかがでしょうか.

エンジニアの方であれば,今後機械学習系の会社や,フリーランスとしての案件も期待できます.

独学でも全く構わないと思いますが,最近はデータサイエンス系の講義を開催しているスクールも出てきています.

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この記事を書いた人

某メーカーで数年間エンジニアとして勤務していました.研究,開発,品質管理とたらい回しの刑を満了し,現在はパッケージソフトウェア開発者として個人で活動しています.

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