データサイエンティストに学歴が必要とされるたった1つの理由【真実】

データサイエンティストには学歴はどの程度必要なのでしょうか.

これについて考えてみたいと思います.

結論から言うと,学歴はあった方が良いです.

その理由ですが,たったひとつです.

学歴で判断されることが多い

ということです.

データサイエンスというのは新しい分野なので,認知度が低いです.

なので,特に理系の学問を学んだ経歴があると有利です.

そして最も有利なのは,データサイエンス系の学問を専攻したことがあるかどうかです.

というのも,データサイエンティストは結構就職の段階でこれまで学んだ内容などが重視される傾向があるためです.

ところで,SIerの場合はご存知だと思いますが文系出身でも入社することができます.

というより,むしろ文系出身者の方がコミュニケーションスキルなどが優れている場合が多いですので.

しかし,データサイエンティストの場合は数理学的な素養がいるとされています.

偏見ですが,やはりこの点においては理系出身者が優れいていると考える方が大半です.

個人的にはそうでもないと思うのですが・・・

ですが,その分野について詳しくない人は学歴,いわゆる学習歴に頼るしかないのです.

また後程説明しますが,データサイエンスのスキルというのは個人差がつきにくいです.

ある程度できるようになると,特に機械学習系や統計解析系のサイエンティストは皆さん同じドングリのようなかんじになります.

そこでケース別にアドバイスします.

目次

・あなたが高校生の場合

高校生の場合,理学・工学系の学問が学べる大学に行くと良いかと思います.
データサイエンティストには数学系が向いていますが,そこまで限定する必要はありません.

限定してしまうと,将来の選択肢が狭まりますから.あえていうと,情報工学系や数理工学系がおすすめです.

途中でデータサイエンティストになりたくないという結論に至っても,その後かなり選択肢が広いためです.

・あなたが大学生の場合

大学生にも2通りあると思います.

ケース1:大学1年生,あるいは2年生

現在文系やデータ工学と関係ないことを学んでいる場合は,他大学の3年次に編入するという手もあります.

高専などで学んでいる方にとって大学に編入することはもはや当たり前になっているのですが,一般的には

あまり浸透していないようです.

また,

ケース2:大学3年生以上

あなたの場合,データサイエンス系の大学院に進学するか,あるいは就職するかのいずれかですが,

先にデータサイエンス系の職業,あるいはSIerや自社開発系の企業に就職すると良いです.

基本的に資格があれば就職しやすいとは限らないのですが,

あえてひとつだけ紹介すると,「統計検定2級以上」がある程度有効かと思います.

統計検定2級合格のための勉強方法などは下記の記事にまとめているので参考にしてください.

ケース3:社会人の方

社会人の方の場合は,まともに転職するということですね.運よくデータサイエンス系の会社にもぐりこめれば

それが良いと思います.その後は,データサイエンス系の大学院に入学するのが良いです.

ケース4:大学受験資格がない方

大学受験をする資格がない人は,まず,大検資格を取りましょう.

高校卒業だけでは,フリーランスでは問題ないですが,一般就職となると大卒が有利です.

年齢が高い方は,放送大学などの通信教育系の大学に進学するというのも効率的な方法です

今後データサイエンティストに学歴は意味をもつのか?

今後は,実力のないデータサイエンティストは淘汰されていきます.

とびぬけた実力を備えている場合には学歴は必要ありませんが,ほとんどのデータサイエンティストにとって

一般的には学歴の重要度が高まってきます.

とびぬけた実力という例でいうと,機械学習の新しいアルゴリズムを考案し,そのアイデアがある程度広い領域で

使われるようになる.といった感じです.

これは大学の先生でもかなり難しいことです.要するに,大学の先生といえども学歴がなければ生きていくのは厳しいです.

だからこそ,大学教員になるためには博士号を取得することが半ば当たり前とされているのです.

ある程度賢い人間の実力というのは,一部の天才を除いて紙一重なので,参入障壁をあげる必要があるのです.

実は,博士課程で要求されているのは「忍耐」,「粘り強さ」なのですが・・・

偏差値の高い大学や大学院に進む必要はありません.それよりも,データサイエンス系の学問を専攻することが重要です.

欧米の大学院では専門教育を受けたかどうかがかなり重要視されます.

日本は遅れていますが,おそらく欧米の後を追っていくと考えるのが妥当です.

下記に関連記事をまとめていますので参考にしてください.

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この記事を書いた人

某メーカーで数年間エンジニアとして勤務していました.研究,開発,品質管理とたらい回しの刑を満了し,現在はパッケージソフトウェア開発者として個人で活動しています.

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