組み込みソフト開発に必要になるプログラミング言語について説明します.
今回の記事は,下記のような方に参考になると思います.
組み込みソフト開発のために必要なプログラミング言語が知りたい方
組み込みソフト開発に必要なプログラミング言語【基本はC言語】
組み込みソフトウェアの例を挙げてみました.
組み込みOSの開発
組み込みOSのポーティング
デバイスの制御(画像処理,データ転送,スイッチなど)
サーバ,GUIなどの開発
組み込みOSの開発は,最近ではLinuxが用いられるようになりました.
あるいはLinuxを別のCPUで動作するようにポーティングするケースも相当な技術が必要です.
ポーティングというのは,「移植」という意味です.
Linuxの上で様々なアプリケーションが実現できることに加え,無料だからです.
ただし,応答速度というものが重要になる場合があります.
例えば,スイッチを押された際の応答,データ転送が終わった際の応答などです.
このような応答に素早く反応できるようなプログラムを書く必要があります.
そのため,Linuxなどの汎用OSではこれに対応することが難しいです.
そのため,Linuxを組み込み製品専用に改造したり,専用のリアルタイムOSというものを併用して使う場合があります.
リアルタイムOSは,制御機器からの応答に対して優先度を付けることで迅速に対応することができる機能を備えています.
この場合,多くのケースでC言語が使用されます.C++も使う場合があります.
また,デバイスの制御に関してもC言語が使用されます.
画像処理などの映像回路制御は,少し難しく感じる人もいるかもしれません.
ですが,実際はそれほど複雑な操作は必要ありません.
デバイスの制御というのは,基本的にデバイスに搭載されているレジスタ(メモリ領域)に値を書き込むことで制御します.
あまり複雑な処理をしてしまうと,逆に不具合を引き起こしてしまいます.
最後に,このような組み込みOSや組み込みLinuxの上で,サーバ,GUIなどの開発をします.
主にC++や,Javaなどのプログラミング言語を使用します.
組み込みソフト開発にはどのプログラミング言語を勉強すれば良いか?
今後組み込みソフトウェア開発を目指している方は,C言語,C++という順番で勉強するのが良いと思います.
C言語は言語仕様が簡単ですが,C++は言語仕様が複雑であるためかなり習得するのは時間がかかるかもしれません.
その後,世の中の動向を見てJavaなどに進んでください.
組み込みソフトとC言語に関して下記で説明しているので参考にしてください.
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